今まで掲載した記事の中でTIPS記事を複製して,抜き出したものです。
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1998 08 05-WED
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チャプターリストの作り方 |
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- 今回はチャプターリストの作り方です。まずチャプターリストって何じゃらほい?という方のために。チャプターはムービーをいくつかの章に分けて,ジャンプさせることができるようになります。チャプターリストの入っているムービーはコントローラーにチャプター用のポップアップリストが表示されます。ポップアップから選ぶとその場面まで飛ぶことができるので長いムービーに役立ちます。解説はBMUGのLittle QuickTimeに掲載されたHow-Toページを元にしています。
まず,チャプターを作るにはテキストトラックを作る必要があります。テキストトラックの作り方については,神田さんの「猿でもできるストリーミング講座」に説明があるので参照して下さい。テキストトラックをムービーに追加して,そのテキストをチャプターにするために「Chapter List Maker」というユーティリティを使いますのでダウンロードしてきて下さい。詳細は左の一番上のリンクの画面ダンプ集をみて下さい。
元になるムービーを作る時の注意点として,ムービーの横幅が275ピクセル以上あることが重要です。チャプター部分の表示エリアを確保するためで,これより小さいとチャプターのポップアップが表示されなくなります。
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1998 06 30-TUE
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見る人にやさしいポスタームービーを使おう |
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- ポスタームービーはHTML書類にそのままムービーファイルを貼り込むと,アクセスしたときにいきなりデカいムービーファイルをダウンロードしてしまうのを防いでくれます。普通にGIFやJPEGを埋め込んであるのと同じように1枚の画像だけが表示され,その画像をクリックするとムービーのダウンロードが始まり,その画像が貼り込んである位置で再生してくれるのがポスタームービーです。この機能はQuickTime Plug-in2.0が必要です。
ポスタームービーを作るにいくつかの方法がありますが一番簡単な方法は,まず最終的に見せたいムービーを開きその中で1枚だけ最初に見せたいムービーのフレームに移動し,そのフレームをコピーします。次に新しいムービーを作成し,コピーしたフレームをそこにペーストします。これで1フレームだけのムービーが出来上がります。サウンドトラックが入っていると一緒にコピーされるので,いらないサウンドトラックはトラックの削除で捨ててしまいます。次にこのムービーをExportします。1フレームなので,圧縮形式をJPEGなどにすると良いです。
画像をはめ込むリンクのところに下のように入れます。
<EMBED SRC="pbposter.mov" CONTROLLER="false" BGCOLOR="#FFFFFF" WIDTH="241" HEIGHT="240" HREF="pbg3_open.mov" TARGET="myself">
SRCでポスタームービーを指定し,HREFでクリックした時のターゲットムービーを指定します。TARGET="myself"がポスタームービーの画像自体にムービーを置き換える記述です。またWIDTHとHEIGHTが,クリックした時に表示されるムービーの大きさになります。
サンプルで作成したページを見て貰えばわかりますが,サンプル2のほうは,ポスタームービーにガイドのメッセージを入れてあります。こうしておけばアクセスする人にやさしいムービーが出来ます。今後このサイトでもムービーを直接開かないで,ポスタームービーを表示させてからクリックしてロードする形にしようと思います。
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1998 06 23-TUE
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はじめてのVR 今度は開くPowerBook VR |
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- さてVRムービーを作ってるうちに思いついて早く作りた〜いと思ってたVRムービーを作ってみました。どういうムービーかというとVRムービー上でドラッグすることでPowerBookのフタの開け閉めを行うものです。PowerBook Armyのところで広告でPowerBookが開くGIFアニメの広告がありますよね。アレですアレ。(もう誰かやってるかもしれないけど作るのが楽しいからいーのです。)
今度の撮影は簡単でした。ビデオカメラを設置して,PowerBookのフタをだんだん閉めていくのを撮影していくだけでした。今回は22枚のアニメーションになったので,一度22枚のPICT画像にしてからPhotoshopで加工し,MoviePlayerでまたムービー形式に戻してやります。これをMake QTVR Objectで読みこんで,回転方向を縦に設定すると出来上がります。左右ではなくて,上下にドラッグして下さい。アイデア次第で簡単に色々なムービーができますね。
掲載したPowerBook G3 Seriesのムービーは編集しなければ自由に配布可能です。
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1998 06 20-SAT
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はじめてのVR−その2 |
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- デジタルビデオで撮影したグルリムービーが出来たので,このムービーをFireWireでつなげてRadiusのMotoDVで取り込みました。さてオブジェクトQTVRは36枚の画像にしなければならないので,まずムービーを編集してピッタリ1周分になるように余計な所をカットします。うまく編集するコツはリピート再生にしてグルグル回る映像が途切れなく見えるようにする事です。 このムービー(Sorenson圧縮,表示サイズは半分の大きさに縮小してます。)も掲載しています。動きがあまり芳しくないのですが,なんせ「はじめて」なのでお許し下さい ;->
ここで一回りするムービーができたのでこれを36分割すればいいわけです。ムービーのフレームでコピー&ペーストやドラッグすれば,フレームの映像が取り出せます。でもこれを手作業で1コマづつ進めながらコピーするのはかなり面倒。そこで,全体が36コマになるようにしちゃえばいいわけです。作成したムービーの長さは21.10秒だったので,36 / 21.10で,1秒当たり1.7コマの設定でムービーをエキスポートすることで簡単にできます。このムービー(Sorenson圧縮)も載せてあります。
36フレームにしたムービーを直接読み込めるQTVRツールがあればいいのですが,手元にあるのはRoundaboutLogicのWidgetizerのデモ版しかないのでとりあえず36個のファイルに書き出して読み込みます。
今回大失敗したのは,撮影の時に背景に白バックを置かなかったことで,みっともない部屋のソファとかガムテとか写ってしまったのでQTVRに持ってくる前に背景をPhotoshop等で切り抜くか,再度撮影しなくちゃならなくなったことです。ここまでの作業は割と簡単だったので,もう一度セッティングして撮影しようかと思います。。。 つづく
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1998 06 19-FRI
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はじめてのVR−その1 |
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- iMacのVRムービーはあるのに,なんでPowerBookG3のVRはないのだ〜。と思って,自分で作ってみることにしました。実はVRムービーを作るのは今回が初めてなんです(ウンチク抜かしてるクセに自分で作ったことないというボンクラ状態)。まだ出来上がったVRムービーをお見せするところまで行きませんが,そのうちできるでしょう...
さてとりあえず,まずは撮影してみました。デジカメを使ってないので,デジタルビデオカメラを使って撮ってみることにしました。しかしちょっと考えて「ちょっと待てよ,ビデオで撮るんだったら,1枚づつ撮らなくてムービーにすればいいやん」(この時点で朝の6時)オブジェクト形式のVRムービーは36枚の画像が必要なんです。デジカメなど静止画で撮る場合は10度づつ回転させながら撮影しなければならないんです。
そこで左にリンクしてある図のように本体を回転椅子の上に置いて,一定のスピードでグルリと回しながら,それをビデオで撮影したわけです。さてこれを... つづく
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1998 06 01-MON
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QuickTime Proの広告ムービーを表示させないTIPS |
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- 日本語版も同じように,QuickTime3.0をインストールするとデスクトップには「Get QuickTime Pro」のムービーが作成され,毎日日が変わると例の「Proバージョン」へのアップグレード広告が表示される。毎日というところがポイントで,1日に1回表示されれば次の日までは表示されなくなる。これはQuickTimeの初期設定が最後にGet QuickTime Proムービーを開いた日を覚えているから。つまりこのムービーに別の日を覚えさせてやればいい。
やり方はこうだ。まずQuickTime3.0をインストールしたら,コントロールパネルの日付設定を開く,とりあえず年を1999年とか2000年とかに設定して閉じる。そして何かムービーを開いて「Get QuickTime」のムービーを表示させて「後で」をクリックさせて閉じる。また同じように日付設定を開き,元の年に戻してやればいい。こうすればGet QuickTime Proへのアップグレードムービーは2000年まで聞いて来なくなる。
Appleが用意している次のバージョンでは何らかの対処がされているという話しなのでそれまでのつなぎと思いましょう。
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1998 05 28- THU
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QuickTime3.0日本語その4:Proにするか,しないか。 |
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- 今QuickTime3.0 Proを申し込んだ方がいいのか,どうしようか迷っている人が多いと思います。しかし本当にProにアップグレードする必要があるのか情報があまりなく,わざわざ英語のページに言って訳の分からないうちにアップグレードさせてしまう。これはもしかするとAppleの罠かも?
Pro版へアップグレードすることのメリットとしてムービー編集や圧縮などのフル機能が使えるとあります。しかしこれらの機能はQuickTimeにかかっているロックを外すのではなく,MoviePlayerとQuickTime Plug-inにかかっているプロテクトが外れるだけの事なんです。
つまりもしあなたが,Adobe PremiereやAvid Cinema, Strata VideoShopなどムービー編集ソフトをもっていれば必要ないものなんです。これらのソフトウェアはフリー版のQuickTime3.0であろうが,Pro版であろうが関係なく機能します。またシェアウェアでムービー編集ができるものを使うという方法もあります。
Proにするメリットは,QuickTime Media Layerの編集,つまりQuickTimeやQuickTimeVR, 3Dや,スプライトアニメーションなどトラックとして記録されているムービーをMoviePlayerを使って編集できるということです。しかしMoviePlayer自体で出来ることはかなり限られています。さらにQuickTime3.0の機能を使いたいのであれば,MediaCleanerPro(QuickTime Proがバンドルされている)や,Electrifier Proといったアプリケーションを購入した方がいいでしょう。MoviePlayerも前のバージョン2.5をもっていれば,3.0より機能は劣りますが使えてしまいますし,QuickTime Plug-Inも,ムービーをブラウザから保存する方法があります。(ファイルメニューから別名で保存を選ぶだけ)
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1998 05 22- FRI
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Ripple Effectのかけ方(逆輸入) |
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- BBSで電気うさぎさんから教えてもらったRippleエフェクトのかけ方をQT3.COMに送ったら,同サイトで紹介されてしまいました。作り方が同サイトに載りましたので逆輸入してお伝えします。詳しい内容はQuickTimeBBSで見て下さい。電気うさぎさんありがとうございました。
- まず最初にRippleのムービーを作成します。MakeEffectMovieを立ち上げると,ファイルの場所を聞いてくるので,キャンセルをクリックします。3つのSpecial Effect(Ripple, Fire, Clouds)wを選ぶダイアログが出てくるので,Rippleを選びムービーファイルとして保存します。
- 次にMoviePlayerを使ってさっき作った空のRippleムービーを開き,Command-Allで全て選択してCommand-Cでクリップボードへコピーします。
- そのままMoviePlayerでフィルタをかけたいムービーかピクチャーを開きオプションキーを押しながら,Editメニューから「Add」をを選択します。新しくVide Track2としてトラックが追加されます。
- Comaand-Iで,ムービーの情報を表示し,左側のトラックの選択で,追加したVideo Track2を選び,右側のポップアップメニューから,Graphic Modeを選びます。Grapic ModeからTransparentを選ぶと,Rippleが下の画像の上にかかります。(FireやCloudsと時は別のGraphic Modeを選択します)
- ムービーのサイズが合わない場合は,ムービー情報の中のSizeになる「Adjust」ボタンで大きさをフィットさせられます。またエフェクトを表示するエリアにMaskを使えば自分の好きな部分にだけエフェクトをかけることができます。
- QT3.comではサンプルとしてAppleのToastedムービーにFireエフェクトをかけたものをサンプルとして載っけてますが,下から炎が出てまさにToasted!て感じです。
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1998 05 13 - WED
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QDesign Music Codec Pro版をテスト |
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- 昨日の販売開始に伴ってトライアル版(15日間試用できる)がリリースされたので早速Pro版を使ってサウンドデータの圧縮をためしてみました。圧縮にはTerran InteractiveのMedia CleanerPro3.0b4を使用しています。
まず驚いたのがQDesign Music Codecの設定画面からAboutを開くとピアノの音が聞こえてきながらロゴのアニメーションが始まります。はじめラジオの音かと思いました。Softwareにくっつけられるほどサイズを小さく圧縮できるすごさを感じました。
さて実際の圧縮ですが、まず周波数と転送レートを設定します。さらにサウンドのジャンルによってPops/Rock, Jazzなどの設定を選ぶことである程度の自動化は可能ですが、JazzテイストのRockといった場合もあるので、最適な結果を得たい場合はスライドバーを自分で動かしながらトライ&エラーでベストポイントを探しだす必要があります。
サンプル1は44KHz, 16bit, 20kbits/secで圧縮してあります。原音に比べるとドラムの音にEmphasizeがかかってしまってますが、ストリングやホーンなど高域はうまく再生できます。サンプル2は転送レートを32Kbits/secにしたものです。転送レートを上げると低域の部分の音質もよくなります。比較のためにRealAudioで圧縮したものも掲載します。16KHz, 16bitのデータです。同じMediaCleaner3.0b4を使っていますが、圧縮時間はQDesignでは再生時間とほど同じ、RealAudioはわずか15秒で圧縮が終わりました。今回のテストではボーカルが入ったものは使わなかったので折りをみてチェックしたいと思います。
しかし,今回一番ビックリしたのがApple GSMというCodecです。残念ながらモノラルしかないのですが,1/10まで圧縮可能でかなり音質がいいのです。しかしこのCodec,実はQuickTime3.0には入っていません。何に入っていたかというとQuickTime TV Broastcasterなんですね。QuickTime TVについては新しいStreaming Technologyとの兼ね合いもあるので別の機会にお話します。サンプル4として掲載していますがCodecがないと音がでないので注意してください。
音楽関係の専門知識がないため、あまり細かく分析できないの残念です。MoviePlayでも圧縮できますので、興味がある方はQDesign Music Codec Pro試用版を使ってみて下さい。そして思うことがある方は是非メール下さい。よろしくお願いします。
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1998 05 10 - SUN
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QuickTime3.0のライセンスについて |
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- QuickTime3.0のライセンスについて結構面倒な内容でイマイチわかりにくいので,他ソースを参照して整理したいと思います。
- QuickTime Basic
MacOS/Windows95,NT版ともフリーでAppleのウェブサイトでダウンロードできる。インストールするとデスクトップに,QuickTime Proへのアップグレード案内ムービーが作成され(スパムMovieとも言われてる)ムービーを開くときに表示される。
- QuickTime Pro
Pro版ではQuickTimeのフル機能が使え,QuickTime Plug-Inでのムービー保存,MoviePlayerの各種機能が使える。アップグレードには$29.99かかり,AppleのウェブサイトもしくはUSであれば電話にて(1-888-295-0648)シリアルコードをオーダーできる。$30という値段設定自体は他のシェアウエアと比較してそんなに高いというものではない。ただ,今までタダで使えていた機能が有料になったということ。
- やっぱりタダ
デベロッパーは,その開発するApplication, UtilityなどソフトウェアにQuickTime3.0の技術を用いることに何のフィーもかからない。そしてそのソフトウェアを配布することにもフィーもかからない。ただしQuickTime3.0ソフトウェアを含んでいない場合だ。
- ライセンスフィー
色々なソフトを使っていて,インストールするときにQuickTime2.0や2.5を一緒にシステムフォルダにインストールしてくれる便利な(時には不都合な)ソフトウェアは今まで多かった。しかしこれはAppleがデベロッパーが開発・販売したソフトウェアにQuickTimeインストーラーをバンドルすることにフィー要求してこなかったからだ。Appleはライセンスにおいて,このインストーラーをバンドルする方法に2つの道を用意した。
ひとつは,QuickTime Basicをインストールし,デスクトップに例のアップグレードムービーを置かせて,ユーザに見せる。そしてフィーはなし。
もうひとつはインストーラでQuickTime Basicをインストールするが,アップグレードムービーは入れない方法だ。だがこの場合,デベロッパーはAppleに対して1パッケージに対し$1を払わなければならない。
- フルライセンス
そしてもうひとつ。これは素晴らしいのか,素晴らしくないのか判断に悩むライセンスだ。デベロッパーは販売するソフトウェアにQuickTime3.0 Proのシリアルコードをバンドルして販売できるのだ。そして通常ユーザがApple経由でQuickTime Proにアップグレードする10分の1以下,わずか$2をAppleに支払うだけで実現できてしまう。つまりこうだ,あるベンダーが販売するソフトウェアが$199だったとする。そこにAppleに$2を払って,パッケージにこう書く,「$30もするQuickTime3.0 Proをバンドル!」(日本だといくらなんだ3,980ぐらいにするのかな?)。
アップグレードムービーをインストールしなければ$1。ソフトウェアにバンドルすればQuickTime Proがたった$2。この$1の差はなんなんでしょう。先日買ったMediaCleanerPro3.0にはQuickTimeProのシリアルコードが入っていた。たぶんTerran InteractiveはAppleに,私が買った売り上げから$2をAppleに支払っているんだろう。でも,その2日前に私は$29をAppleに払ってQuickTime Proを買ったのに!まんまとAppleにだまされたような感じがしますが,今後他のベンダーが追従してQuickTime Proのシリアルコードをバンドルするかどうかわかりませんし,また今回のWWDCでQuickTimeライセンセンシングの内容を変更するとも言われています。
また電気うさぎさんから,MacromediaのQuickTime3.0 Asset Xtraの有料化$199は,かなり前から言われておりQuickTime3.0のライセンスのせいではないのではないか?とメールをいただきました。確かにライセンスだけでそんなに高いわけないですよね。でもXtraに対してQuickTime3.0のフルライセンス契約を行ったらしいのでQuickTime Proがバンドルされているのかもしれません。そのうち手元にはQuickTime Proのシリアルがゴロゴロということになりかねない...QuickTimeProって再販できないんだろうか(笑)
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1998 04 26 - SUN
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Sorenson圧縮、同転送レートでの比較 |
■Movie
全てのムービーの共通点
転送レート:20kbs
転送ピークポイント:40
キーフレーム:毎75フレーム
[Test1]
Movie1(動き激しい)
Movie2(動きゆっくり)
サイズ:240x180
フレームレート:12fps
[Test2]
Movie1(動き激しい)
Movie2(動きゆっくり)
サイズ:240x180
フレームレート:8fps
[Test3]
Movie1(動き激しい)
Movie2(動きゆっくり)
サイズ:180x135
フレームレート:8fps
[Test4]
Movie1(動き激しい)
Movie2(動きゆっくり)
サイズ:160x120
フレームレート:15fps
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- 仕事してたらいつの間にか1日過ぎてしまって更新が1日すっとばしてしまいました。さて、Media Cleaner Proがベータになってようやく評価できるレベルになったので、Sorenson圧縮の比較を行っていきたいと思います。
以前VBR(Variable Bit Rate)についてお話しましたが、VBRを20KB/secにしてサイズやフレーム数を変えて数種類圧縮してみました。基本的に同じ転送レートにすると、画面サイズやフレーム数を変更しても出来上がるムービーのサイズ容量はほとんど同じになります。じゃフレーム数や、ムービーのサイズを下げるとどうなるかというと、画質がよくなるんですね。
2種類のオリジナルのムービーは13秒で、サイズは約13MB(非圧縮)サウンドはIMA4:1/16bits/11.022kHzです。比較するためにダンスの入った動きの激しいもの動きとゆっくりなものにしてあります。
□[Test1]サイズ:240x180 フレームレート:12fps
20KB/secで圧縮すると,だいたい275KBのデータサイズになります。Movie1がダンスの入った動きが激しいもの。Movie2が歌ものの動きがゆっくりしたものです。やはり動きが激しいとブロック化現象がかなり出てます。同じサイズとフレームでもMovie2のほうが綺麗になります。
□[Test2]サイズ:240x180 フレームレート:8fps
同じサイズでフレームレートを8fpsに落としてみます。ただしフレームを下げると,動きがはげしいものは逆に動きがよくわからなくなってしまう欠点が出てきます。
□[Test3]サイズ:180x135 フレームレート:8fps
動きの激しいものでも,サイズを180x135まで落とすと割と見られるようになってきます。サイズが小さくなっていて粗が目立たなくなっていることもあるかもしれませんが,ウェブ用であればこのサイズでも十分かもしれません。
□[Test4]サイズ:160x120 フレームレート:15fps
なぁーんだ。サイズ小さくすればなんとか見れるんじゃん(当たり前だ)。そんならフレームレート上げてみましょう。15fpsなら,ダンスとかもしっかり見えますね。
尚,QuickTime3.0が必需なので,インストールしてからごらん下さい。インストールされてないと単にメモりが足りないと言われます。ちゃんと3.0にアップグレードしようってメッセージ出して欲しいなぁ。
今度は,転送レートを落としていってみて,どの程度まで下げても見れるかを比較してみたいと思います。
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1998 04 22 - WED
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Multiple-Data-Rate Movie |
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- Hi-Fiさんでご紹介&リンクしていただきました。ありがとうございます。でMultiple Data-Rate Movieの話があったのでちょっと説明します。
Multiple-Data-Rate Movie(長いので以下MDRと略します(^^;))というのは,利用者の回線スピードに合わせてロードするQuickTime Movieを差し替えてくれるものです。Multiple Data-Rateというと,1つのムービーが縮小されるような感じがしますが,1つのリファレンスムービー(MDRをサポートしていない昔のバージョンのQuickTime Plug-inを使っている場合はリファレンスムービーがロードされます。)と言われるムービーが,回線のスピードに合せて作成してある別のオルタネイトムービーをロードするようになります。この回線スピードはQuckTime Control Panelと,ブラウザ上でQuickTimeムービーがロードされた時にコントロールバーの右のポップアップでQuickTime Plug-in Settingを選ぶと選択できるようになっています。
MDRムービーの作成方法は,各回線スピードに合わせたオルタネイトムービーを数種類作成します。最終的にリファレンスとリンクさせるためには,MakeRefMovieというツールが必要で,QuickTimeのUtilitiesページからダウンロードできます。このツールで新規ムービーを作成し,オルタネイトムービーをドラッグしてポップアップから回線スピードとプライオリティを選んで保存します。出来上がったリファレンスとオルタネイトムービーを同一階層にアップればOKです。URLを指定することもできるので,別のサーバーにムービーを置くこともできます。MDRムービーのWorkshopページがあり,英語ですが,そこに解説があります。
そういえば,MacinTouchにQuickTime Straming Technologyのためのサーバーを開発中とのニュースがありましたが,なにか特別な仕様があるんでしょうかね〜。QuickTimeTVについてもちょびっと載ってますね。これはTV信号をリアルタイムにデジタイズ圧縮してQuickTimeで見れるようになるらしいですね。こんなのあるなんてはじめて知った(笑)面白そうですね。
Basic版QuickTimePlug-Inでムービーを保存するやり方も載ってます。キャッシュに保存されてるんですね。でももっともっと簡単な方法があるぞ。ムービーのURLをコピーして,簡単なHTMLファイルを作ります。<A HREF="ここにムービーのURLを入れる">Download</A>と入れて,それをブラウザで開いて,リンク先をドラッグするか,ポップアップを開いて保存すればいいのだ〜!。
(Modified16:00) MG Worldの後藤さんからもっと簡単な方法を教えてもらいました。ムービーだけ表示して「Save As」すればいいとのこと。わーこりゃほんと楽チンだ...制限付けてる意味ないねApple(笑
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