DCR-PC110

多機能を誇る縦型コンパクトDVカメラ

 DCR-PC110は、現在の縦型コンパクトDVカメラの雛形となった、ソニーPCシリーズの新鋭機だ。
 本機は、107万画素のメガピクセルCCDを採用し、水平解像度520本の動画記録を実現するとともに、静止画はSXGAサイズに迫る1,152×864ドットの高精細画像を記録できる。加えて、「新アクティブイメージエリア方式」の手ブレ補正機能が働き、安定した撮影が可能である。


 そのほかにも数多くの特徴を有している。1/4型の小型CCDながら、暗い場所や黒い被写体の撮影でもノイズの少ない高画質な撮影ができる「アドバンストハッドテクノロジー」の採用。さらにインテリジェントフラッシュを内蔵し、暗い場所での静止画撮影対策も万全だ。レンズにはもうお馴染みになったカール・ツァイス製レンズ「バリオゾナー」を採用している。本レンズは、同社ラインナップの中で最も進んだ光学多層コーティングのT(ティースター)が施されているため、不要な反射を抑えて忠実な色再現が実現されたという。
 光学的には等倍から10倍までわずか0.3秒の高速ズーミングが可能な「リニアマッハズーム」機構を搭載。デジタルズームは画質を改善しつつ20倍と120倍の2種類の倍率から選べるようになっている。
本体 アクセサリーキット
(ACCKIT-M M50)
235,000円 27,500円
問:0570-00-3311
http://www.sony.co.jp/cam-info/
 パソコンとの連携という点では、メモリースティックへ従来のインターレーススキャン方式ながら極めてブレの少ない「プログレッシブシャッターシステム」による静止画像を記録する。また、MPEG方式の音声付き動画を記録する「MPEGムービー」機能がある。なお、MPEGムービー機能は、電子メールの添付書類として送付可能なデータサイズに圧縮するメニューを持っている。